ドイツにとってのナチス、日本にとっての共産主義者

戦争責任の問題です。第二次世界大戦のいわゆる枢軸国といわれたドイツ・イタリア・日本。戦争責任について、ドイツはドイツそのものが悪なのではなく、ドイツを誤った方向へ導いたナチスが悪いという見解です。そのため、ドイツおよびドイツ国民は、ありていにいうと、近隣諸国に対して罪悪感を基本的にもっていません。

ところが、日本はどうでしょう。近隣諸国の中国と韓国の2か国からのみ執拗に戦争責任を責め立てられ、戦争がらみの物理的補償と賠償金、謝罪を要求され続けています。原因のひとつには両国の内政問題に起因していることは確実です。つまり、支那にしても韓国にしても現国家体制が日本からの侵略―「侵略」は事実に反し、捏造にすぎない―に対して戦ったことが権力正統性の根拠となっています。このことから支那と韓国は、たとえば建国日には日本の歴史的非道を常に訴え続けねばならないというわけです。しかも、支那伝統の華夷思想からすれば、日本は東夷であり、つまり東の敵であり、支那人の精神的伝統からいえば日本が敵であるのは当然のことであり、責め立て続けるに理があるのです。

ドイツの戦争責任をナチスに負わせた契機はニュルンベルク戦争裁判にあります。そして日本の戦争責任を裁いたのが極東軍事裁判(東京裁判)です。この裁判はまったく事後法で運営され、不公正なものであり、戦勝国のリンチにすぎなかったものです。ここにおいて日本の戦争責任は、あのニュルンベルク戦争裁判においてドイツとドイツ人にではなく、ナチスに戦争責任を負わせたその構図をそのまま日本軍部に負わせました。それで今は亡き日本軍部が戦争責任の矛先となればよいのですが、ところが日本ではそういう論理にはなりませんでした。軍部が戦争を主導したという理由で当然今日の自衛隊に対しても国民の大半は白眼視しているというのが実情です。また、日本軍部の精神性の根幹となっていた当時の国家神道体制についてもGHQの神道指令によりいわば破壊され、日本人の精神性そのものが野蛮であり、それを敵視し、廃絶することが悪の国日本の歩むべき道とされてきました。

言っておきますが、第2次世界大戦に参画した日本はアジアに対して侵略したわけではなく、アメリカとも好き好んで開戦したわけでもありません。後にGHQ総司令官だったマッカーサーもいっているように事の真相は自衛戦争だったのです。日本軍部ではなく、日本及び日本人そのものが悪とされたのは日本を悪くいう人々がいたからです。

ところで、戦争責任の問題に帰りますが、軍部が綿密に戦争計画を立て、開戦に踏み切ったのでしょうか。日本政府が共同謀議により開戦に踏み切ったのでしょうか。そうではありません。共同謀議も計画もありませんでした。しかし、あるものがあったのです。そのあるものとはコミンテルンのスパイ活動です。それが尾崎ゾルゲ事件として明るみに出たものです。当時日本の政府部内と軍部には大勢の共産主義者や共産主義シンパ、コミンテルンのスパイがいました。彼らが日本を大規模戦争いわゆる総力戦に向かわせ、日本が壊滅したときに共産主義革命を起こそうと考えていました。たしかに彼らの願った通り、日本は敗戦し、大打撃を受けました。しかし、革命は成功しませんでした。日本共産党は昔から戦争反対を声高に主張する平和主義の政党と考えられていますが、事の真相は逆で実は共産主義こそが戦争の黒幕であったのです。たとえば、この点はのちの支那における共産党と国民党の間の戦争、朝鮮戦争、ベトナム戦争、カンボジア内戦をみれば、わかる通りです。つまり、日本の戦争責任はこうした共産主義者にあるのです。

ドイツがドイツという国家やドイツ人に戦争責任を負わせず、ナチスに負わせ、国民は免責されているのと同様に、日本は正しくは国家や軍部に戦争責任を負わせることなく、事実に即して共産主義者に負わせるべきです。
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プロフィール

 軽部勇人

Author: 軽部勇人
A missionary in this Cyber Church

職業:医療関係
過去には10年ほど某教会の牧師をやっていました。他にもアルバイトを含め、さまざまな仕事を経験してきました。

趣味:哲学書・神学書の翻訳味読、歴史書精読(近現代史)・戦国史研究、民俗学研究

特技:ランニング
35年以上やってます。
10代は走力の限界への挑戦。
20,30代以降は身体的・精神的カタルシス効果の獲得。

信条:近現代史に関して、おそらく日本でオンリーワンの認識をもつミッショナリーです。反日活動家の侮日発言や特亜三国の歴史捏造に対してプロテスト(抗議)します。

なお、統一教会、ものみの塔、モルモン教会とは関係ありません。

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